フォートセバーン編:#10〜#14
アルタネイティヴ社編
(#1〜#5)
サン・アンジェロ編
(#6〜#9)
フォートセバーン編
(#10〜#14)
故郷編
(#15)
ローレライの海編
(#16〜#19)
セインズアイランド編
(#20)
ゾンダーエプタ編
(#21〜#24)
エスタルド編
(#25〜#28)
ニュータイプ研究所編
(#29〜#30)
クラウド9編
(#31〜#34)
D.O.M.E.編
(#35〜#39)
 
第10話「僕がニュータイプだ」


 ティファの描いた絵を頼りに、フリーデンは雪の街フォートセバーンを目指していた。フォートセバーンはノモア市長の統率のもと、ニュータイプのカリス・ノーティラスが自衛部隊長として市を護り、彼らは市民から絶大な支持を受けていた。
 フォートセバーンに向かう艦内では、ガロードがチーフメカニックのキッド・サルサミルからガンダムXのパワーアップ案を持ちかけられていたが、まるで聞き入れないでいた。
 フリーデンとの専属契約を交わしたロアビィが自費で設置した娯楽室でくつろぐ中、ティファはその能力でカリスに気づく。そんなティファの姿にガロードは、自分にはない力を見せつけられたようで隔たりを感じていた。
 一方、カリスもまた同様にティファの存在を感知していた。ニュータイプの能力で平和な世界を築こうと理想を掲げる彼は、ニュータイプ専用モビルアーマー“パトゥーリア”を起動し理想を実現するために、ティファを仲間として求める。専用モビルスーツ、ベルティゴで現れたカリスに立ち向かったガロードは、相手がニュータイプだと知り気負うのだが、その圧倒的な力にガンダムXは完膚なきまでに叩きのめされてしまう。
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第11話「何も考えずに走れ!」


 ベルティゴのビット攻撃によりガンダムXは破壊され、自らカリスに従ったティファはフォートセバーンへと連れ去られてしまった。
 ガロードの怪我は軽症だったものの、ガンダムXの損傷とガロードの精神的ダメージは大きかった。キッドが修理の傍らガンダムXの改造を進める中、ジャミルはキッドとテクスの協力を得てコクピット恐怖症の克服訓練を始める。
 一方フロスト兄弟は、上司のアイムザット総括官と接触していた。新連邦の政府再建委員会に属するアイムザットからフリーデンの監視とティファの奪取を命じられた兄弟は、フリーデンを襲撃した。
 エアマスターとレオパルドが迎撃する最中、ティファやカリスと違って特別な力を持たない自分に自信喪失していたガロードは、ジャミルに凍った湖へ連れて行かれる。ジャミルはGコンを氷上に投げ、艦に戻る気があるなら取ってこいと言い放つ。奮起したガロードはGコンを手に、割れ始めた氷の上を何も考えずに走り抜けた。それに特別な力はいらなかった。ガロードは自信を取り戻し、メカマン達が不眠不休で完成させたガンダムXディバイダーで出撃するのだった。
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第12話「私の最高傑作です」


 ガンダムXディバイダーで出撃したガロードは、シャギアのガンダムヴァサーゴにダメージを与えるとフロスト兄弟を撤退させた。自らの限界を知るガロードは、そのままティファを追わず一旦フリーデンへと戻った。
 その後トニヤとサラが持ち帰った新聞にカリスとティファの記事を見つけたガロードは、ティファ奪還のためバギーで単身フォートセバーン市に潜入する。
 一方エニルは、フォートセバーン市のノモア市長に面会を申し込んだ。エニルはノモア市長の正体が宇宙革命軍のドーラット博士であると見抜き、自分はドーラット博士と面識のある革命軍将校の娘であることを告白する。そして彼が研究の末にカリスを人工ニュータイプとして完成させたことを聞き出した。
 物陰からそれを聞いたガロードは、ティファの軟禁されている部屋へと逃げ込むと、そこにいたカリスに事の真相を告げた。しかしカリスは自分が人工ニュータイプであることを知っていた。ティファも同じだと言うカリスに、ティファは自分の能力が自然に備わっていたものだと告げる。ノモアに教えられていた事を否定され、激しく動揺するカリス。そこへノモアとエニルが現れた。
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第13話「愚かな僕を撃て」


 ノモアとエニルに追いつめられたガロードだったが、戦闘に乗じて脱出し、コクピット恐怖症を克服したジャミルのガンダムXディバイダーに助けられた。ガロードに奪還されたティファを取り戻すため、カリスはベルティゴで追撃するが、人工ニュータイプとなった代償のシナップス・シンドロームに苦しみ撤退を余儀なくされる。
 ティファと共にフリーデンに戻ったガロードは、ノモアの正体やカリスのことを報告した上で、ノモアの真の目的が巨大モビルアーマー・パトゥーリアを起動させ、地球人類に復讐することだと語った。
 一方、ティファの存在を知ってノモアに不信感を抱いたカリスは、その心を読んで、自分が復讐の道具として利用されていたことを悟る。幾多の犠牲の果てにニュータイプとしての力を得たことに罪悪感と使命感を抱いていたカリスは、自らの罪を償うためにベルティゴに乗り込み、ガロードとの再戦を望む。
 普通の人間であるガロードと全力で戦い、敗れたことで人工ニュータイプの限界を知った彼は、自らの過ちを精算するべく、彼を助けようと接触を図ったガロードに弾の入っていない拳銃を向けることで射殺されようとした。
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第14話「俺の声が聞こえるか!」


 ガロードに撃たれたカリスは、ドクター・テクスの手術により一命をとりとめた。
 だが意識を取り戻したカリスは絶望の淵にあり、吹雪が荒れ狂う艦外に出て凍死しようとした。それを察知したガロードとティファがカリスに駆け寄り生きろと説得する。しかしそこにエニルが現れ、カリスを連れ去ってしまった。
 パトゥーリアはニュータイプが搭乗しない限り起動しない。そのためだけにカリスを奪還させたノモアは、早速カリスをパトゥーリアのシステムに組み込む。そしてフォートセバーン市を攻撃させ、地球人類への復讐を開始した。
 ガンダム各機はパトゥーリアの圧倒的な戦闘力の前に苦戦を強いられていた。ジャミルと共にベルティゴに乗ったティファがカリスの苦しみを感知し、ガロードが助け出そうと奮闘する中、ついにガロードの声はカリスに届き、ガンダムXはパトゥーリアに取り付いた。ガロードがカリスを救い出すと、エニルは脱出し、ノモアは狂気の中で自害してしまう。
 カリスはフォートセバーンへと戻っていった。その瞳には自らの罪を背負いながらも、償い、生き抜こうとする強い意志が宿っていた。
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