ぼくらは、ニュータイプという幻想で
繋がった世代なのだから―
ひとつのスペースコロニーの独立運動に端を発した戦争は、地球とスペースコロニーの全面戦争へと発展。全ての人類の故郷である地球はコロニー落としで壊滅的なダメージを負い、100億を誇った人口はそのほとんどが失われた。それから15年、地球環境はようやく安定期に入った。
モビルスーツについて一級の知識と技量を持つ戦災孤児の少年ガロードは、ニュータイプ能力を持つがゆえに何者かに狙われる少女ティファと出会い、彼女の不思議な力に導かれてモビルスーツ“ガンダムX”を発見するのだった。
第1話 月は出ているか?
コロニー独立運動に端を発した戦争によって、地球の人口はほとんど失われた。それから15年……。荒廃した地球で逞しく生きる少年・ガロードは、さらわれた少女・ティファを奪還する仕事を引き受け、陸上戦艦・フリーデンに潜入する。無事彼女を助け出したガロードだが……。
第2話 あなたに、力を…
ティファを守るためにガンダムXを起動させたガロードは、追ってきた2機のガンダムから辛うじて逃れた。が、戦争の遺産・ガンダムXを狙うフリーのモビルスーツ乗りたちが、大挙してガロードたちに襲い掛かる。最悪のピンチを前に、ティファは禁断のシステムを起動させる。
第3話 私の愛馬は凶暴です
禁断のシステム・サテライトキャノンで、難を逃れたガロードたち。しかし、その一撃で死んだ者たちと精神感応してしまったティファは、ショックを受け昏睡してしまう。困惑したガロードは、フリーデンの艦長・ジャミルに隙を突かれ、ティファと共に捕らえられてしまうが……。
第4話 作戦は一刻を争う!
容態が悪化したティファを救うため、ジャミルはアルタネイティヴ社の施設を再襲撃しようと考える。しかしフリーデンのクルーたちは、ジャミルの真意を理解できない。ジャミルは、己の過去とティファに秘められた能力について語り始め、その内容にガロードらは衝撃を受ける。
第5話 銃爪はお前が引け
フロスト兄弟の猛攻で窮地に陥るガロードの前に、ウィッツとロアビィが加勢に戻った。しかし、モビルアーマー・グランディーネの長距離砲撃が、フリーデンを狙う。ジャミルは、ティファとガロードの力を借り、一か八かの賭けに打って出るのだった。
第6話 不愉快だわ…
正式な乗組員としてフリーデンに乗り込むことになったガロードだが、孤独に生きてきた彼にとって、艦での集団生活は馴染めないものだった。心の焦りからミスを犯した彼は、埋め合わせのために単身ガンダムXを駆る。そんな彼に、フリーのモビルスーツ乗りエニルが襲い掛かった。
第7話 ガンダム、売るよ!
動力炉の爆発でジャミルに大怪我をさせてしまったガロードは、自責の念に耐えられず、ガンダムXを駆ってフリーデンを去る。彼は、全てを清算するためにガンダムXを競売に掛けるが……。一方ウィッツは、隠していた財産を他のバルチャーに発見され、横取りされてしまう。
第8話 あの子、許さない!
競売でガンダムXを落札したのは、エニルだった。彼女はガロードを誘惑しようとするが、逆に警戒され追い出されてしまう。屈辱に燃えるエニルは、ザコットらと共にフリーデンを襲う。一方その頃、ガロードはフロスト兄弟と対峙していた。
第9話 巷に雨の降るごとく
フリーデンの危機を知り、ついに帰還を果たしたガロードとガンダムX。しかし、フロスト兄弟とエニルらの総攻撃によって、フリーデンは火の海へと追い込まれてしまった。ジャミルも不在のまま最大のピンチに直面したクルーたちは、混乱したまま罠に追い込まれていく……。
第10話 僕がニュータイプだ
ティファの感知したニュータイプを探し出して保護すべく、フリーデン一行は北上してフォートセバーンへ向かった。しかし、ニュータイプの少年・カリスは、逆にティファを手中に収めようと、フリーデンに襲い掛かる。その圧倒的な力を前に、ガロードに勝機はあるのか?

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